シニアホーム

Ｓ造3階建

埼玉県秩父市

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　秩父市の年間平均気温は12.8℃（札幌市は8.5℃）、 夏の最高気温は３６℃を超え１月の平均最低気温は−５℃の典型的な内陸性気候。 しかし年間日照時間は１９００時間もあり特に１２月〜５月はよく晴れる。

　鉄骨ＡＬＣ仕上げだった元設計に、 STOの外断熱・屋上緑化・ノルドの三重ガラス窓にして暖冷房負荷を約１／４に削減して完成した。

　計測装置を設置してあるので実際の効果は詳細なデータで示すことにするが、 高断熱の効果を最初に体験するのは現場の職人たち。　 仮囲い足場が外れて日射が入るようになった現場の様子を２月１３日のメールで現場所長が伝えてきました：
―　最近内装で新規にこの現場入ってくる職人の約９割が『昨日室内暖房したの？』と 不思議なくらい口をそろえて言います。 ずっと入っている職人でさえ『暖かくて外に出れないね』　―

　 高断熱工事への変更は、断熱やサッシの増加コストを冷暖房設備の削減である程度カバーできる、 と考えていたがこの建物は個室が主体で個別エアコンの設計。 負荷が大きく下がって機種変更をしようにもそれ以下の製品が無い。 結局、台数を減らせられないので設備コストの削減にはほとんどならないことを思い知らされた。 が、これからが本番。低いランニングコストで圧倒的な快適さを提供し続けるのである。