身体障害者施設 アンビシャス
Facilities for the handicapped/Ambitious
No.M14
民間施設
2000年
札幌市
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建築種別

身体障害者施設

構造/規模

RC/2F

所在地

札幌市手稲区西宮の沢

延床面積

1684.53m2

コメント

 小山内美智子さん率いる札幌いちご会が福祉法人を設立し、福祉ホーム、デイサービス、授産施設からなる複合施設である。
 二階が18の個室と世帯用1室の福祉ホームで、それぞれ避難経路を兼ねたテラスに面している。日本初補助金を得て2つのサウナがある浴室やパソコン室に陶芸工房などがある一階は、広々とした食堂ラウンジとともにゆとりのある空間となった。しかし、この建物は補助基準面積よりほんの2%多いだけである。オープンな事務室も利用者が車椅子で自由に出入りできるゆとりがあるのは、3つの機能の複合施設である点がポイント。
 耐久性と省エネでもちろん外断熱で、オール電化。一階は床暖房、二階は様々な居住形態から天井面にヒーターを埋設した天井輻射暖房である。床下ピットを利用しただけのパッシブ換気システムと珪藻土仕上げで施設臭とは無縁のさわやかな環境が保たれている。

備考

アンビシャス ホームページ
掲載:建築設計資料No.94「障害者の地域活動拠点」(発行/建築資料研究社、編/建築思潮研究所)