陶芸工房
CB/1F
栗山町
60.71m2
古い農家の納屋を仕事場にしていたがストーブから火事になってしまった。徹底的ローコストで工房の再建が依頼された。 陶芸の粘土はブレンドして練り上げしばらく寝かしてから用いる。その間に凍結させるとまた一からのやり直しとのこと。こうなると外断熱にしてストーブ1台の微少運転で室温を保つ威力を使うしかない。 ブロック造にグラスウール断熱、トリプルガラス窓、木造で屋根を架けて土載せ屋根で夏の暑さもしのごう、と。徹底的に安価な材料を、その材料の規格寸法に忠実に設計をあわせて、ゴミを出さぬように。 施主自らと親方棟梁との合作で、何と坪18万で完成させた。土載せ屋根はタンポポやらハーブ類が茂っている。 掲載 : ディテール127(1996年冬季号) リプラン北のくらしデザインしますPart3、 ディテール 127