美園コート
No.J21
住  宅
2003年
苫小牧市
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工事写真
建築種別

住宅

構造/規模

木造/2F

所在地

苫小牧市

延床面積

住宅(173.08m2)物置(7.45m2)

コメント

 苫小牧は、冷涼で鬱陶しい曇空が多い夏と、積雪は少ないが吹き抜ける季節風が冷たい冬の太平洋側気候である。
その特性を逆手に、南側を全面ガラスにした吹き抜けのDKにたくさんの光を集めることにした。
大きすぎる窓は夏のオーバーヒートと冬のコールドドラフトが課題だが、3重ガラスの 高性能窓と、軒の出と凹型の平面形状で日射の制御と囲まれた中庭との繋がりを考えた。

 もう一つ配置計画の特徴は、南側にドンと物置を据えた。南西角にあるバス停方向に対する目隠しである。
いずれ、植栽などが豊かになれば落ち着いた雰囲気になってくれるが、南面道路の庭は あからさまに見え過ぎてどうも気恥ずかしい。玄関脇に枝振りが大きくなる木を1本植えて あとは時が経つのを待つ。

 構法の特徴は、オール道産カラマツによる軸組と外側断熱。カラマツの軸組は天井や壁面に 顕しにする。「山の手コート」の2階の構成である。
内装材を貼らねばならぬ部分は軸組部分にも断熱材を入れるから 半分以上の外壁は200o断熱になる。
1m軒を出した屋根はステンレスシーム溶接のフラット。

備考